2023.10.30

跡見学園女子大学よりインターンシップの受け入れを行いました

跡見学園女子大学よりインターンシップの受け入れを行いました

9月4日(月)~15(金)にわたる10日間、跡見学園女子大学 マネジメント学部2年生、2名のインターンシップを受け入れました。新型コロナ禍の3年間を経て2019年以来の受け入れです。

インターン画像

ふたりはそれぞれがプラスチックとそのリサイクルに関する課題について今回取り組むテーマを探し、その課題の解決策を探求することに挑戦しました。

テーマの設定、現状と解決策の掘り下げを進めるためにプラスチックとリサイクルに関係する様々な団体、企業などを訪問し話を伺い施設・設備を見学させていただきした。まず取り掛かりのテーマを決めるところから難しい取り組みであり、簡単には設定できるものではありませんでした。しかし、各所を訪問する中でプラスチックに対する印象、リサイクルの促進、私たちが取り組むべきことという一般の人にも身近に感じられるテーマを取り上げることに目標を定め、訪問先でそれらについて活発な取材、質疑を行いました。

9月15日最終日、担当教授の宮崎先生と協会土本専務理事、職員たちを前にその成果を発表しました。プレゼンテーションは、ひとつは「プラスチックのイメージ」というタイトルで、プラスチックに良くないイメージを持つ人がいるが正しい情報に基づいていないのではないか。リサイクル製品に付加価値を認める人が少ないので認知向上と利用促進が必要ではないか。解決策として①正しい情報を広める。②制度化(使用比率の義務化、回収のデポジット化)することでリサイクル利用を身近にする。これらをその功罪を含め検証したものを発表しました。もうひとつは「プラスチックはどうあるべきか」というタイトルで、荒川のごみの現状(発生量が多いこと、マイクロプラスチックの除去が難しいこと)、国内で好まれる個包装の利便性やリサイクル製品でも求められる高品質、リサイクル促進の海外事例、レジ袋有料化の狙いなど、これらの現状見て、求められるのは私たちのライフスタイルの変革であり、ひとりひとりが行うべき大切なことは分別にきちんと取り組むことであると提言しました。

難しい課題に挑戦し、2週間に満たない期間ではまだまだ掘り下げたいところがたくさんあったようですが、プラスチックとそのリサイクルが抱える問題の身近さ、大きさ、抱えるジレンマなどについて実感を得たことはインターンシップとしてよい経験を積むことができたと思います。

最後にご協力をいただきました皆様に感謝を申し上げます。

ご協力いただいた方々(訪問順)
日本プラスチック工業連盟、発泡スチロール協会、塩ビ工業・環境協会、進栄化成株式会社、NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム、東京都足立区立花畑小学校、容器文化ミュージアム、公益財団法人東京都環境公社(中央防波堤埋立処分場)、東京都二十三区清掃一部事務組合(有明清掃工場)、株式会社レゾナック