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出前授業
東京都小平市立小平第二中学校(2006年9月29日、11月7日)
大阪府茨木市立西小学校(2006年10月4日、17日、11月2日)
東京都台東区立上野小学校(2006年10月6日)
東京都多摩市東落合小学校(2006年10月31日)
東京都文京区立礫川小学校(2006年11月2日)
東京都江戸川区立上小岩第二小学校(2006年11月7日)
三重県東員町立笹尾東小学校(2006年11月15日)
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東京都小平市立小平第二中学校2年生
 (2006年9月29日、11月7日)

同校は、2年生総合学習はグループごとに別れて行っており、その中のひとつ、「地域環境グループ」が「リサイクルの方法を体験しよう」をテーマに、計4時限の授業を行いました。

1〜2時限目は、ワークシートを使った授業です。「使えるものを探そう」「自分のまちのルールを調べてみよう」のワークシートを使い、記入した上で、ワークシートをプロジェクターで投影し、1つずつどのようにリサイクルしているかを発問。答えが出なかったものについては、講師が解説しました。「自分のまちのルールを調べてみよう」は、復習ですが、生徒たちの中には、街のルールに詳しい生徒がいる反面、よく知らない生徒もいました。

プラスチックのリサイクルシステムについては、「発泡スチロールのリサイクル」「食品トレイのリサイクル」「ペットボトルのリサイクル」のシステムを説明し、「原油からプラスチックへ」をプロジェクターで確認しながら、プラスチックのリサイクル全体の流れを知ってもらいました。

3〜4時限目の授業では、はじめに発泡スチロールをリモネンで溶かす実験を行いました。

最後に、その日までに学んだことの総まとめとして、班ごとに、プラスチック(発泡スチロール)のリサイクルを一枚の紙にチャートでまとめる作業を行いました。最初は、「え〜、何から描けばいいの?」と意見がなかなかまとまりませんでしたが、一人がビーカーに溶けた発泡スチロールの絵を描くと、タイトルを大きく書き始める生徒、イラストが得意でカラーペンを持っている生徒は、いろんな色でリサイクル製品のイラストを描くなど、徐々にまとまっていき、最後には、それぞれ個性的なまとめのチャートを仕上げることができました。

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種類の違うプラスチックの比重の実験から

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小平第二中学校の授業風景

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大阪府茨木市立西小学校
 (2006年10月4日、17日、11月2日)

4年生の総合的な学習の時間で、2クラス各4時限行いました。西小学校ではそれまで総合的な学習の時間で環境教育を行ってきましたが、一番身近なプラスチックについては、リサイクルに対する意識が低いこと、プラスチックが環境に良くないと感じている児童が多いことから、プラスチックとリサイクルへの理解を深め、学んだ正しい知識をみんなへ発信することをねらいとして取り組みました。

1時限目は、「プラスチックって環境に悪いの?」がテーマです。導入として、「3Rカード」を児童に配り、「身の回りにはどんなところでプラスチックが使われているかな」の問いかけに、ペットボトル、定規、筆箱、ゴミ箱、テレビ、ペンのキャップ、おもちゃなどいろいろでてきました。ビニール袋やポテトチップスの袋も、消しゴミもプラスチックだということを知らない児童が多く、児童たちは「え〜っ!」と驚いていました。消しゴムについては「うそー」という声が上がり、それでは消しゴムではなくて「消しプラスチックだ」とびっくりしていました。身近なところにプラスチックがたくさん使われているのは、プラスチックが丈夫で、熱を伝えにくい、製品にしやすいことなどの特長によるものだということも理解したようです。3Rについても、カードで、違いを学びました。

2時限目は、前の授業の最後に出た質問に回答することからはじめました。
プラスチックはどうやってできるの? 燃やすとダイオキシンは出るの? などの質問に講師が回答して、プラスチックへはきちんと処理すれば安全なことがよくわかったようです。
3時限目は、「減容実験」です。リモネンのビーカーの中に発泡スチロールを入れて溶ける様子を観察しました。
 4時限目は最後のまとめ、「情報発信」です。今まで学んできたプラスチックのリサイクルと環境問題を、自分のことばでパソコンに入力して、人に伝えようと呼びかけました。
パソコンで情報発信した内容は以下のようなものです。

東京都台東区立上野小学校4年生
 (2006年10月6日)

各クラス2時限で「ごみを減らすにはどうしたらいいのかな?」をテーマに授業を行いました。

1時限目の始めに、これまでの授業の復習として、3Rのワークシートを使い、それぞれがやっているゴミを減らす努力について書き込んでもらい、それが、3Rのどれにあたるかを考えてもらいました。

次に、自分の街のルールを調べようということで、台東区の分別ルールに従い、いろいろなものを、不燃ごみ、可燃ごみ、資源などに分類していきました。新聞紙が燃えるゴミだと思っている児童や、びんは不燃ごみだと思っている児童など、意外にまちがいがあり、分別ルールを学ぶ大切さを知ってもらいました。また、おれぞれ、どんなものにリサイクルされているかを講師に説明してもらいました。

プラスチックのリサイクルについては、発泡スチロールのリサイクル、食品トレイのリサイクル、ペットボトルのリサイクルについて、ワークシートに書き込みながら、リサイクルの流れを学習しました。

2時限目は、実験の注意事項を説明したあと、発泡スチロールを溶かす実験、ペットボトルから繊維を作る実験(見学)を行いました。リモネンが入ったビーカーに、細かくちぎった発泡スチロールを入れると、思ったよりたくさんの発泡スチロールが溶けていくので、驚きの声が上がりました。ヘキサンで分離させると、あっという間に、スチレンができるので、これにも児童たちは「うわー」と歓声を上げていました。再発泡すると、「自分で作った発泡スチロールだ」、と記念に持って帰りたいという児童が続出しました。

ペットボトルのリサイクル実験も終わると、「プラスチックのリサイクル」が現実に本当に行われていることがよくわかったようです。最後に自分たちにできることを書いてもらうと、「これからは、分別ルールを守る」「回収ボックスに入れる」という人が、授業の初めより明らかに増えていました。

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上野小学校の授業風景


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東京都多摩市東落合小学校4年生
 (2006年10月31日)

東京都多摩市は、4Rを推進しています。これは、「めんどうくさい、から、もったいないへ」を合言葉に進めている「多摩市ごみ減量行動計画」に基づくもので、3Rに、「Refuse(リフューズ)=ごみになるものは断わる」を加えたものです。

はたして、児童たちに、4Rはどのくらい浸透しているでしょうか。

2クラス各2時限の授業の最初に、4Rについて質問しましたが、リフューズまで知っている児童は少なく、これまでのゴミの学習を復習する意味で、街の分別ルールに基づいたゴミの出し方を確認しました。

カードを使って、どのゴミをどこに分別するかを班毎に考えてもらい、不燃物、可燃物、資源、有害ゴミなどに分けてもらいました。ダンボールや新聞紙を燃えるゴミとして出していたり、乾電池や空き缶が不燃物に出されたりと、まちがいもありましたが、「それは違うよ。乾電池は電気屋さんに持っていく」など、正しい答えを教える児童もいました。講師から、新聞紙は8回ぐらいリサイクルされていると説明されると、みな、驚きます。パソコンで、市の分別ルールを確認しながら、正しい答えを見つけて、「今日間違ったのはいいけれど、明日からは間違えないでください」と講師が言うと、みな、うなずいていました。

2時限目は発泡スチロールのリサイクル実験、ペットボトルのリサイクル実験(見学)です。実験の前に注意事項を説明し、各班に分かれて、リモネンに発泡スチロールを溶かします。「どのくらい、溶けたかな?」「溶けた分だけ液は増えている?」と質問すると、「少し増えた気がする」「減った気がする」「同じ」と三つの答え。そこで、発泡スチロールには2%〜5%しかスチレンが入っていなくて、残りは空気だとわかると、児童たちはびっくりしますが、軽い理由もわかり、納得していました。

最後に、自分たちにできることをワークシートに書き込んでもらい、授業を終わりました。担任の先生からは、実験は自分たちではなかなかできないので、貴重な授業になったと感想を頂きました。

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東落合小学校の授業風景

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東京都文京区立礫川小学校4年生
 (2006年11月2日)

礫川小学校では4年生(1クラス29人)を対象に2時限で、「ゴミを減らすにはどうしたらいいのかな」をテーマに授業を行いました。

はじめに、分別排出→資源物回収の流れを理解するため、カードを用いて、「燃えるごみ」「燃えないごみ」「資源物」「その他、お店など」と表示した箱に、分類したカードを入れてもらいます。プロジェクターを使って、文京区の分別ルールを示し、分類箱の中身が正しいかどうかを確認していくと、ダンボールや新聞が燃えるごみに入っていたりします。資源物については、何にリサイクルされているかを質問して、わからないところを講師に答えてもらいます。乾電池は電気屋さんへ持っていくとリサイクルされることや、新聞紙は7〜8回リサイクルされること、牛乳パックはティッシュペーパーやトイレットペーパーになることなどを説明すると、「へ〜」という声が返ってきます。分別ボックスや資源回収に出すことの大切さが十分理解できたようです。

次に、発泡スチロールのリサイクル、食品トレイのリサイクル、ペットボトルのリサイクルのしくみをワークシートで学習したあと、いよいよ、実験です。みな注意事項をよく聴き、真剣に実験に取り組みました。授業は、校長先生も見学に来て、最後のまとめに、「今日の授業を忘れずに、これからは、みんなが生活の中でゴミを減らす工夫をしてください」と話されました。また、授業後は、「やはり、実験のときは、子どもたちは生き生きしていましたね。やってよかったです」と感想を述べてくださいました。

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礫川小学校の授業風景

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東京都江戸川区立上小岩第二小学校6年生
 (2006年11月7日)

6年生2クラスに各2時限の授業を行いました。テーマは「ゴミを減らすにはどうしたらよいのかな」です。

はじめに、江戸川区が取り組んでいるごみ減量活動について、マイバッグ、ふろしきなどの特製グッズを紹介しながら、質問しました。このふろしきやマイバッグは、江戸川区の環境運動の中心となっている施設「えどがわエコセンター」が製作したものですが、上小岩小学校から少し離れたところにあるため、児童にはあまりなじみがなかったようです。それでも、小さくたためるマイバッグやカラフルなふろしきは、人気があり、「レジ袋が要らないときは断ることは、ごみを減らすのに役に立つ」という学習に役立ちました。

続いて、ゴミを減らすために必要なこととして、3Rの手法を説明し、3Rの一つ、リサイクルのためには分別が必要だということを学習しました。班毎に、絵の書いたカードを「可燃ごみ」「不燃ごみ」「資源」「その他、お店など」にわけ、それぞれ、正しいと思う箱に入れていきます。分類箱に入っているものが正しいかどうかを、江戸川区の分別ルールを示しながら、確認していきました。資源物は何にリサイクルされているかを講師が説明すると、きちんとリサイクルされるために分別が必要だということがよく理解できるようです。

ワークシートでは、発泡スチロールのリサイクル、食品トレイのリサイクル、ペットボトルのリサイクルのしくみを学びます。ペットボトルのフレークやポリスチレンのペレットの見本をまわすと、児童たちは普段見ることがないものだけに、においをかいだり、手で触って感触を確かめたりしています。

2時限目には、ワークシートをさらに現実的に体験できる実験が待っています。実験の注意事項をよく聞いて、班で、発泡スチロールを減容し、分離、再発泡する実験を行います。続いて、ペットボトルが繊維になる実験を見学。リモネンが実はかんきつ類の皮に含まれる油であることを知るために、レモンの皮で発泡スチロールを溶かせることを確かめると、「うちでもやってみよう」という児童が多数いました。最後に、「自分たちにできること」を書き込んで、あとで送ってもらう約束をして授業は終わりました。

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上子岩小学校の授業。
カードでゴミの分別を学習

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上小岩小学校の授業風景

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三重県東員町立笹尾東小学校6年生
 (2006年11月15日)

笹尾東小学校では、6年生(1クラス36人)が「地域からの発信!環境教育実践授業」と題して、前6回のカリキュラムを組んで、10月から実施計画を立てています。プラスチックリサイクルの授業は、その第3回目に当たるもので、「循環型社会の一員として自分たちは何ができるのか」をテーマに、企業から講師を招いて行われた授業の一環です。三菱化学四日市事業所と東ソー四日市事業所の方が、授業に参加しました。

1次限目は、すでに児童が学習した3Rの意味について発表してもらい、リサイクルするためには回収ボックスに入れることが大切だと復習したあと、「リサイクルボックスに入れてそれで終わり?」という問題提起をしました。「そのあともみんなが努力している」「リサイクルしやすい製品をつくる努力もしている」と、企業の努力があることを伝え、参加した企業からも会社の環境問題への取り組みを話してもらい、それを学習ノートに書き留めてもらいました。 

2〜3時限目は、実験です。発泡スチロールの減容実験と分離、再発泡の実験に興味津々の児童たち。実験しながら、リモネンに溶けるときの様子はどうか、発泡スチロールが溶け込んだリモネン液は量が増えているかどうかなど、いろいろな質問をして、実験中、注意深く観察すると、より深く内容がわかることを実感できるようにしました。なぜ、発泡スチロールを溶かす必要があるのかという質問に、「かさばるから」という答えはありましたが、運搬するトラックのことや、運ぶときの燃料の話まで、企業努力や工夫があることを説明すると、一時限目で話した企業の取り組みの話と結びつき、児童たちは「なるほど」と感動し、理解がいっそう深まったようです。

最後に、まとめとして、学習シートにわかったことを書き、企業の方ががんばっているのに対して、自分たちにできることは何かをそれぞれに発表してもらいました。リサイクルが進むように、回収と積極的にやる、自分たちも工夫してがんばる、企業の人はすごいなあと思ったなどの感想が出ました。


東員町笹尾東小学校校舎

東員町笹尾東小学校の子どもたち

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