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2016年03月掲載

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PETボトルのリサイクル率、4年ぶりに目標値下回る
―PETボトルリサイクル推進協議会―

PETボトルリサイクル推進協議会(PET推進協)が昨年11月に発表した「PETボトルリサイクル年次報告書2015」によると、PET推進協が第2次自主行動計画(2011〜15年度)で掲げ、11年度から3年連続して達成していた「リサイクル率85%以上の維持」という目標については、14年度は82.6%と残念ながら達成することができませんでした(図1)。これは、リサイクル率を算定する上での分母となる指定PETボトル販売量(総重量)が国内生産本数は増加したものの一層の軽量化が進んだため前年度比10千トン減の569千トンとなる一方で、分子となるリサイクル量が27千トン減の470千トンと大きく落ち込んだことによるものです。具体的には、海外再資源化量が199千トンと40千トンの大幅減となったこと、特に中国での再資源化の動きが低調であったことが要因です。(図2)。

図1 リサイクル率の推移

図2 回収・リサイクル率の概要
(図1,2出典:PETボトルリサイクル推進協議会 http://www.petbottle-rec.gr.jp/data/calculate.html

このように目標を達成することはできませんでしたが、日本の「PETボトルリサイクル率」は82.6%と、欧州(40%)、米国(21%)と比べ、格段に高く、引き続き世界最高水準にあります(図3)。

図3 日米欧のPETボトルリサイクル率の推移
(出典:PETボトルリサイクル推進協議会 http://www.petbottle-rec.gr.jp/data/calculate.html

一方、PETボトルのリデュース対策も進んでいます。2014年度の指定PETボトルの軽量化率は15.6%と、第2次自主行動計画(2011〜15年度の5年間)における「指定PETボトルリデュース目標値」(2004年度比/13%軽量化(当初)、13年11月15%軽量化に上方修正)を達成しました。

さらに指定PETボトル・主要17種についてみると、うち12種で前年度比軽量化が進み、また12種で2015年度軽量化個別目標値(修正値)を達成しました。(図4)

PETボトルリデュースの取り組みは弛まなく続けられており、これからも一層の軽量化が進んでいくことが期待されます。

図4 指定PETボトル・主要17種の軽量化目標と実績(2014年度)
(出典:PETボトルリサイクル推進協議会 http://www.petbottle-rec.gr.jp/data/calculate.html
■PETボトルリサイクル推進協議会
 http://www.petbottle-rec.gr.jp/data/calculate.html

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塩ビ(ソフトPVC)ものづくりコンテスト開催
テーマは「安心・安全・快適」

昨年11月、塩ビ工業・環境協会など塩ビ関連6団体が主催する「塩ビものづくりコンテスト2015−PVC Design Award 2015」が開催され、「日立ラップ ブルータイプ」(日立化成株式会社/渡邉敬嘉氏)と、「テトラサーバー」(株式会社ナショナルマリンプラスチック/ノリノリデザインプロジェクトチーム)の2作品が大賞を受賞しました。 2015年のテーマは、「安心・安全・快適」で、具体的には、地域やまちづくり、高齢化、子育てなど、暮らしを観察して、ソフトPVCを活かした新しいアイデア、これからのデザイン・ビジネスを提案することを求めるものでした。これに対し一般からと塩ビ製品関連企業等からとを合わせ300点弱の応募があり、大賞2点、優秀賞3点、入賞17点が選ばれました。これら入選作は、国内各地(東京・大阪・名古屋・福岡)で巡回展示されましたが、その皮切りとなる東京での展示は、11月19、20日、六本木のアクシスギャラリー「シンポジア」で催されました。

「PVC Design Award 2015」展示会(六本木)の模様

今回、この展示会で紹介された作品の中から、大賞を受賞した「日立ラップ ブルータイプ」と入賞となった「Door Cube」の二つをご紹介します。

・「日立ラップ ブルータイプ」
 本品は、伸縮性・強度・粘着性などのPVCラップの特徴はそのまま活かし、ラップを青色にすることで食の安全性を「目に見える安心」でサポートするという商品です。当初はラップが見えづらいという高齢者向けを想定して開発されたものでしたが、色がついていることからラップ片の混入を防止できる・万一混入時に容易に識別できるという点が高く評価され、食品・食材分野で活用されるようになりました。ラップ=透明なフィルムとの固定観念に捉われない柔軟な発想が面白く感じられました。

■大賞「日立ラップ ブルータイプ」
出典:PVC Design Award 2015
 http://pvc-award.com/result.html


・「Door Cube」
 「Door Cube」は、株式会社三洋・折戸 隆氏の作品で、塩ビとゴムの性質を上手に活用して、小さいながらも重量あるドアを簡単に止めることができるようにした優れものです。作品は、ゴム製の球体をサイコロ状のソフトPVC樹脂で覆った形をしています。ドアの前に置いたときに、PVC製の外枠がドアに押されると、中のゴムボールがドア面に接触、床面とドア面に摩擦と反発力を生じさせ、重いドアも止められるようにしています。機能面のみならず、デザイン性も高く、色取りも自在になるといった、とても遊び心を感じられる作品でした。

■入賞「Door Cube」
出典:PVC Design Award 2015
 http://pvc-award.com/result.html
■PVC Design Award 2015 http://pvc-award.com/result.html

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